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MOZART「MOZART」



MOZART「MOZART」ジャケット
これはクラシック入門盤ではないです。カラヤンの演奏は入ってません。
ツケメンみたいなライトクラシック集団でもないです。

MOZARTという名前のハードロックバンドがいて、
セルフタイトルのアルバムを作っていましたのです。

1991年発表(のはず)。
ちょうど、人気爆発したX(JAPAN)が「Jealousy」を発表し、
ドライアイスみたいなのがボッコンボッコン鳴ってる
特設コーナーがCD屋に設けられておりました。
(ポスターもらって帰ったような気がする)

その陰で、洋楽コーナーにひっそり存在していたのがこれの日本盤。
もう買うまでもなく、見つけた友人との間でネタ化しておりました。

ちなみに、後に見た某メタル雑誌のレビューでは
「ついに登場した正統派QUEENフォロワー」と
褒め称えられていたのですよ。(うろ覚えですが)
めちゃくちゃレベル高い音楽なんだろうなぁ・・・と想像してました。


MOZART「MOZART」CD
それから30年経っての再会。

1曲目、"Speed Train"は疾走感とクラシカル要素を併せ持った、
確かに日本のメタラー受けしそうな曲。

続く、ミドルアップテンポの2曲目までは耐えられるのですが・・・
その後はバラード中心のパッとしない曲が続き、
一つ覚えの分厚いコーラスも耳障りになってきます。

ソングライティング力は決して低くないと思われるものの、
QUEENのような夢心地の世界からはかなり遠い感じです。
(まして、モーツァルトがどこにいるのか・・・😅)

今や大手メタルサイトで検索しても名前が出ず、
アマゾンレビューも数えるほどしかありません。
本当にこうやってネタにする位しかないアルバム。

・・・といいつつ、1曲目聴きたさに たまに取り出すのです。


オマケ。関係ないとは思いますが・・・
Beavis and Butt-Head_Mozart T-shirts
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MAOWAR買い直し

MANOWAR 2016年(wikipediaによる)
2016年(wikipediaによる)


米国のヘヴィ・メタル・バンド、MANOWAR。
1982年のデビュー以来、純然としたメタルを一途に追求。
'90年代、大物メタルバンドがことごとく迷走し
メタル受難の時代と嘆かれた中にあっても孤高を貫き、
特に欧州における評価を確固たるものとした。
2023年の今なお健在。
(尤も、近年のシンフォニック偏重や過去作リメイクには戸惑いの声も)

なお、彼らのスローガン
「Death to false metal(偽メタル〇ね!)」は、
'80年代ヘビメタ・ブームに便乗しただけの即席バンド群に向けたものであり、
メタルを愛する者を攻撃する意図ではない
・・・と、昔どっかの掲示板で読んだ。

ヴァイキング・メタル、シンフォニック・メタルなど
サブジャンルにも少なからぬ影響を与えたと思われる。


MANOWAR「KINGS OF METAL」「TRIUMPH OF STEEL」
アトランティック3枚組やベスト盤も検討してたのだが、
とりあえず成り行きでこの2枚を買い直し。


以下、色々とごちゃごちゃ書いてたのだが
しっくり来なくて切る with Powerした。

簡潔にまとめると、

かつてのメロデス筆頭格、EDGE OF SANITYが
"Blood of My Enemies"をカヴァーしており、
それでMANOWARも聴いてみようかな・・・と
手に取ったのが「KINGS OF METAL」(1994年の廉価盤)。
メタルあるあるながら、1曲目"Wheels of Fire"で
私も見事に吹っ飛ばされたのですよ。

その後のハマリようについては、あの「INTO GLORY RIDE※」を
”へヴィネス重視の今こそ聴くべき!”と喧伝していた
というところで、ウォリアーの方々にはお察しいただければ・・・

※コナン・ザ・グレート風味のコスプレジャケや、
冒頭に入った寸劇(男女がいちゃつく最中にMANOWARが乱入する)
など、メタラーの間でもネタ視されがちらしい2ndアルバム。
"Revelation (Death's Angel)"は、隠れた名曲。





オマケ
闘いの挽歌(FC)
闘いの挽歌=バトル・ヒムズ(1stアルバムのタイトル)。
これはMANOWARネタだと思う。

27年前、ママチャリで奥多摩一周した話

1996年5月25日。土曜日なので間違ってない。
朝5時半くらいに八王子のアパートを出発。

誰とも会いたくなかったが、
かといって家に篭っていたくなかった。
そういう時、私は一人チャリで遠出するのだ。

とりあえず、桧原村に行ってみようと思った。
小学校の社会科教材でその存在を知って以来、ほのかな憧れをいだいていた桧原村。
僕らのウルトラマンAが、ハンザギランと戦った※桧原村。

※正しくは”篠原村”のようなのだが、桧原村と紹介している書籍が昔あった。

液汁超獣ハンザギラン・ウルトラマンA第47話「山椒魚の呪い」・DVDパッケージより


食料は、行きにファミマで買ったビーフジャーキー小さいの2袋?と
500mlのスポーツドリンクだけだったと思う。

他の持ち物は、食料と一緒に買ったPBのインスタントカメラ。


シティマップル 東京都多摩道路 1996年
バイトで使ってた地図帳。


STRATOVARIUS「FOURTH DIMEMSION」
STRATOVARIUSの「FOURTH DIMEMSION」とポータブルプレーヤー。

秋川街道を走っているうちにCDの演奏は終わった。
買えるのかどうかわからない、ボロボロの自動販売機があった。

五日市駅前を抜けてまた走って、
途中、チャリを担いで階段を下りたり
トンネルをくぐった気がする。「桧原村」の看板が見えた。

桧原村・秋川渓谷? 1996年5月25日
車道に戻って、秋川渓谷ぞいの道を走る。
崖に、勝手に建てたような小屋がいくつかあった。
適当な所で、狭い路地に入ってから降りて歩いた。
溝をヤマメの稚魚が泳いでいて、すごい所だなと思った。


桧原村 1996年5月25日
途中で見つけた、謎の山道を登っていって、
疲れて休憩していたら、急に怖くなって引き返したw

車道に戻ると、通学中の小学生達の自転車とすれ違った。
よそ者が珍しいのか、ちょっと変な目で見られた(気がする)。

これで帰るはずだったのだが・・・帰り道を間違えた。😂
山道、ときどき工事現場みたいな光景が延々と続く。

じゃあ奥多摩まで行っちゃえ、と軽い気持ちで
そのまま進んでしまった。


奥多摩周遊道路 1996年5月25日
どこまで行っても山、山、山。
いつまで続くんだろうと思った。

5月下旬だと言うのに、冬を引きずった厚手のチェックシャツ。
快晴ではなかったが、逆にそれが
意地の悪い蒸し暑さとなっている。

朝食をとっていない。
ジャーキーは途中で食い尽くした。
金はあったが物を買う店がない。
自販機もあまりない。

本当にやっとの思いで都民の森に着き
少し休憩して、みやげを買った。


桧原都民の森みやげの徳利
これ。

そこからは下り坂で、実に楽で気持ちよかった。
奥多摩湖の周りをぐるっと回って、
奥多摩駅の近くの食堂で昼食。
あの頃、山の食堂で出たようなラーメンって、
総じて薄味すぎて、あんまり美味しくはなかったが
時折みょうに恋しくなる。

奥多摩湖 1996年5月25日
このまま多摩川沿いに下って、キャンプ場や
青梅の町並みを抜けてすんなり帰宅・・・と思いきゃ、
長渕という最後の難所があった。

長渕剛・JAPAN

その途中、なんだか見覚えのある門があった。
ここだったのだろうか。
中三の時、たぶん、あの奥の建物で 父親を見送った。

長渕はわりと普通にある峠道で、
あとは ちょっと遠出した時と同じ。
普通に市街地走って帰る。

合計100kmは走ったんじゃなかろうか。
帰宅したのは18前ぐらいだったと思う。
おちりが蒸れていて、痛くて歩くのもままならなかった😅

散らかりレゲー語り:ミシシッピー殺人事件(FC)

ミシシッピー殺人事件(FC)カートリッジ前面
ミシシッピー殺人事件(FC)カートリッジ後面
1986年10月31日、ジャレコより発売。

豪華客船の一室で起きた殺人事件を解決するために、
船内を歩き回って調べたり、乗組員や乗客に聞き込みをしながら
捜査を進めるアドベンチャーゲーム。


原作はアクティビジョンの洋ゲー。

日本では堀井雄二AVGがそうだったように
コマンド入力(選択ではなく)を潔く廃止したことで、
海外ではまずまずの評価を得ていたもよう。
(↑知ったかです)

他方、バカバカしいトラップや、
証拠品につながる発言をメモし、そのメモを使って
さらなる聞き込みをしなければいけない、という
難易度の高さでネタ視されがちなゲーム。


ネバダ州の廃坑(pixabayのタグによれば)
ネバダ州の廃鉱山(pixabayのタグによれば)

そもそも、完全に大人向けのシナリオな上、
特に演出も起伏もなく、淡々と物語が進んでいく。

解けたとしても、バージニアシティの鉱山で採掘権がどうとか
当時の一般的なファミっ子には、
まず話が飲み込めなかったと思われる。

私なんて”コロン”と聞いて、スナック菓子しか
思い浮かばかなった(現・クリームコロン)。

かくして、間の抜けた部分ばかりが
面白おかしく語り継がれるようになった・・・

のではないでしょうか、せんせい。

ミシシッピー殺人事件(FC)トラップ
・・・どったの!?せんせい。

おっさんになってから広い心で遊ぶ分には
登場人物たちの人間模様が結構面白く、
古畑任三郎ばり?にまくし立てる告発も小気味いい。

※倍速モード使用可能な環境を推奨。

豪華客船(リバーボート)

(以下ちょっとネタバレ)

難易度については、メモする証言さえ
間違えなければハマリにはならないなので・・・

一覧表作っちった。😅
表と一致する証言が出たらメモすればOK。


要メモ証言:

①ヘレンからネルソンについて聞く
「せんちょうは りっぱな ひとだわ ゆうのう だし かんだい だし・・・」
---------
②カーターからヘンリーについて聞く
「ヘンリーですか? あいつは にんげんの クズですよ・・・」

(以下、コットンを調べる&いくつかの証言が必要)

③ヘンリーに②を見せる
「かれは ふねを とめるべきだと いって くちだし したが・・・」

④ネルソンに③を見せる
「ヘンリーから きいたが カーターはんじが ふねを・・・」
---------
⑤ウィリアムからヘレンについて聞く
「ヘレンは かねもちの ようだが いつも まんぞく せずに・・・」
※フラグが立っていなくても似た主旨の発言をするので注意

⑥ヘレンに⑤を見せる
「ウィリアムは かなり ばかよ おせじも じょうずに いえないのよ・・・」

⑦テーラーに⑥を見せる
「ええ、かのじょに・・・・・・かして あげたわよ」
----------

表の中にも書いたが、ウィリアムの証言は紛らわしいので、
ヘンリーを先に当たって、フラグが立っていることを確認する方が無難。

また、アイテムを集める際、被害者について聞いた後でないと、
部屋を調べさせてくれないいので、その都度行う。


極力アイテムを取らずに進めてみた:

ミシシッピー殺人事件(FC)極力アイテムを取らずにすべての証言を引き出した状態

証拠品がコットンだけの状態でも、
すべての要メモ証言を引き出すことができる。

クリアに必要なすべての証言を得るにはグリップも必要。

そして、告発をするには
弾丸以外の証拠品がすべて揃っていなければならないのだが、

弾丸が欠けていると、真犯人を当てていても
謎の声に「あなたの腕はそんなものですか」とか
ダメ出しされてゲームオーバー。🤒

当方は攻略サイトではないので、これ以上の情報は他をあたって下さいm(_)m


なお残る謎:二人の間に何があった?

二人の間に何が?

・ブラウンとヘレンは船の共同経営者なのだが、
ヘレンを事件現場に連れて行くと「いえ、しりません」と無駄にしらを切る

・ヘレンは、ブラウンの私生児であるヘンリーをじっと見つめていた、という証言あり。

・謎の死を遂げたというヘレンの元夫が、ゴールデンと似た立場なのも気になる。

・ヘレンは終盤になるとやけに取り乱し、事件の話が広まることを恐れている。

・テーラーに対するヘレンの嫌悪が度を越している(ヤキモチ?)

↑「ば○し○んふ」なんて単語が6回も飛び出すファミコンソフトは、
非公認アダルト物を含めても本作だけだと思う。
(ディジーとテーラーが本当にそういう稼業の人なのかは不明)



ミシシッピー殺人事件(FC)散らかった記事だなあ
正直、今回は苦労したんですよ、先生・・・

”隣の印度人”から40年


”隣の印度人”。1984年発表とのこと。

当時 この歌、小学校の給食の時間によく流れていて
その度に皆で大盛り上がりだった。

他で聴き慣れない曲だったけど、
歌詞に子供が登場することもあり
なんかの子供番組で流してるんだろう、と
勝手に納得していた。


あれから40年近くが経ち、今や
「インドから来た人が隣に住んでる」と言われても
そんなに驚愕するような話ではないと思うのだが

そういや、あんな歌あったけなぁ・・・
あれは何だったんだろう・・・
と思い出すこともままあり、

何かのコンプライアンスに引っかかって
無かったことにされたのだろう、と
これまた勝手に納得していたのだ。


子供のインド人(?)

ちなみに。この頃の私のゲームライフはというと、たぶん
単発ムックの「ファミリーコンピュータ必勝本」見ながら
ドルアーガの塔を必死で解いてた。

言い訳のスペランカー、つぐないのスカイキッド

えー、なし崩し的にレゲー語りコーナーが始まっております。

別に 大してゲーム全般に詳しいわけでも上手いわけでもない、
昔ファミっ子だったというだけのおっさんが
エイジハラスメントみたいな文を連投しやがっているわけですが、
(自分にしか書けないことは何だろう?と自問した結果、実体験しかなかった)

本当は、もっと時間や気力に余裕が出て、
知識なり文章力もつけてからでいいかな・・・と思っていて、
その言い訳に使おうとしていたのが下のスペランカー。

スペランカー(FC)
虚弱な主人公が語り草となっている、レトロのネタゲーとして
定番ソフトなので解説は省きます。

「昨年買った唯一のゲームソフトがこれで、
それくらいゲームから遠ざかっちゃてるんですよ~
てへっ」みたいな記事を上げよと思っていたのですよ。


ちなみにこれは、発売当時にリアルタイムで買って以来の買い直しで、
そのリアルタイムで買ったやつは盗まれたのだ。

級友の中に手癖の悪い奴がいて、
そいつがうちに遊びに来るたびに ソフトを盗んでいってたらしくて。
(後から思い当たっただけでも、ドラクエⅡ、星をみるひと、激闘プロレスと合わせて4本)

1年か2年経ってから、私は別の級友からそれを聞き、
ほかの子からも盗っていたということで 二人して詰め寄ったのですが当人は認めず、
しばらく経って唐突に「スカイキッド」をくれました。

そいつの中ではそれでチャラになったらしい。
いや、スカイキッドおもしろいけどさ。
モヤッ

散らかりレゲー語り:覇邪の封印(FC)

覇邪の封印(FC)カートリッジ
1987年10月13日、アスキーより発売。
ドラクエ、特にⅡのヒットを受けたRPGラッシュの只中に登場した。

・・・が、なんといっても当時は「聖闘士星矢」が全盛で、
私も人形とかを集めていた。

ある時、友人が体育館で「ハジャ買ったよ」と振ってきて、
そんなキャラいたかなぁ・・・と思いつつも、
「え、何の聖衣?」みたいに返してしまったことがある。


もちろん「覇邪の封印を買ったよ」という意味だったのだが、
そんな与太話はさておき。

オリジナルの国産PC版は1986年6月、工画堂スタジオより発売され、
初心者でも遊べるRPGとして好評を博した。

それまで、「エミー」などのお色気系ソフト中心に開発してきた同社が、
硬派路線へ転向せんとした入魂の一作だと思われる。

覇邪の封印 MSX版の広告より
MSX版の広告より。

プレイヤーは若き勇者となって、「覇邪の封印」を手に入れて
異次元との通路を塞ぐという、王道的かつシンプルなシナリオ。

終盤にダンジョンも登場するが、基本はフィールド上の
城や町、村落、遺跡などを訪ねる中でストーリーが進んでゆく。


また、「知名度」というパラメータが存在し、旅人などの善キャラを倒すと下がる。
とはいえ、マイナスになっても大したペナルティはなく、
(脳内で)悪の勇者になりきることもできる。
(知名度は海の世界の王様が最高値まで上げてくれる)


フィールドの視界が狭かったり、パーティ制とは言っても戦闘は打撃の応酬だったり
(黒の道士など、全体攻撃魔法を使う敵もまれにいる)
使い方の情報を得ていないとアイテムもろくに使えなかったりと 
アナクロな部分も目立つのだが、それがファミコンRPGの中ではむしろ異質で、

当時としては凝ったビジュアルも相まって、不思議な説得力を帯びていた。


覇邪の封印(FC)海の世界
この画面を最初に見た時は結構感動した。

進め方にもよるが、二人目の仲間(女)が加わるあたりまでが鬼門で、

その後仲間やアイテムが揃うにつれて じわりと楽しさが増してきて、
渋いファンタジー世界を堪能できるようになるのではないだろうか。

※セーブ&倍速モード可能な環境を推奨。

妖精・覇邪の封印オマージュ

あとは 長いパスワードとか、魔獣の親玉・テラリンの色っぽいデザイン
(わかりやすく言えば巨大なサキュバス)とか、
大仰な付属品(マップ、メタルフィギュア)に話題が行きがちなのだが、

私としては、デザインもネーミングも独特なモンスター達を挙げたい。

人間とテラリンを除くと60体はいるのだが、
従来のファンタジー世界観からそのまま連れてきたようなモンスターが
あまり見当たらないのだ。(一応、人魚や龍、ケルベロスっぽいのはいる)

覇邪の封印(FC)独特なモンスター群
加えて 亜人種やアンデッドはおらず、あくまで「魔獣」であり、
異次元から襲来した「次元獣」は赤(上画像)、元々地上にいた「地元獣」は青を基調にするなど、
カラーリングにもこだわりを見せている。


なお、ラスボスは滅法強く、フル装備(アイテム含め)、最高レベルで臨んでも運試し・・・

だと長らく思っていたが、いろいろ試した結果、
攻撃アイテムを一通りぶつけた後、一人一ターンずつ順番に攻撃していくと 割と倒しやすいもよう。


覇邪の封印(FC)ラスボス戦から生還
上記の方法で、ギリギリで全員生還。
伝説の武具は次々壊れ、仲間達も倒れていく死闘の末 
刺し違え同然の勝利・・・というのも、なんか昭和っぽくていいのだが。


RPGということで長いリプレイを書こうかなとも思ったのだが、早くまとめたくなって
結局いつもの散らかり記事になってしまった。何卒ご容赦をm(_)m

散らかりレゲー語り:ハイウェイスター(FC)


レゲー語り2回目は、メタル話との落しどころということで、これ。
(「ホーリー・ダイバー」というのもあるが、持ってないしあまりやったことがない)

ハイウェイスター(FC)カートリッジ
1987年8月7日、スクウェアより発売。
タイトルは DEEP PURPLEの有名曲から取ったもの・・・でしょう。

制限時間内にいくつかのチェックポイントを通過し、
その先にあるゴールにたどり着けばステージクリアという「カーアクションゲーム」。
海岸、夜のハイウェイ、荒野など全8ステージ。
さらに、同じステージの中でも、日が暮れたり昇ったりする
(いったい何時間走っているのだろう・・・)

原作は、国産PCゲーム「ゾーン」などで名を馳せた”マークフリント”。
そして、私の知識が正しければ、ナーシャ・ジベリ、坂口博信、植松伸夫(敬称略)
・・・そう、後に「ファイナルファンタジー」を生み出すチームで制作された。
なお、本作からFF発売までの間は、わずか4ヶ月と11日だった。

このゲームの特異な点は、敵車に接触した際の現実離れした吹っ飛び方だろう。
まるで真横へ滑るようにグワッと持っていかれ、
そのままコースアウトしてクラッシュ(横転)ということも珍しくない。
なお、最高速度に近いと、接触と同時にクラッシュさせられる場合もあり。

ハイウェイスター(FC)自車クラッシュの図
クラッシュ!これがまた、空き缶みたいに派手に跳ぶんだ。

さらに、ステージが進むと、敵車がそれを見越して意地悪く割り込んできたり、
追い越そうとするそばからの幅寄せを狙ってか、のろく走って接近してきたりする。

なんかもう、イジメに遭っているような やるせさがこみ上げてくるわけだが、
もう少し粘ってみると、

・敵車は同じ車線に列を作ることはない
・敵車の真後ろに真正面からぶつかった場合、吹っ飛ばされないことが多い

ということに気づく。
この特性を逆手にとって、追い越さずにわざと追突したり、
速い敵車をマークして真後ろにピッタリついて走る、という戦術が採れる。
200km/h台で走る奴がいればしめたもので、こいつを人質にとってしばらく安全走行ができる。

・・・といっても筆者はヌルゲーマーなので、ステージ5くらいでお腹いっぱい。


クソゲー扱いのような書き方になってしまったが、
レース前のセッティングなどがなく 手軽に始められる良さはあり、
FCのレースゲーとしては走行感(3D描画)も速く滑らかな方と思われ、
何のかんの言いつつやってしまう軽い中毒性を感じる。

ハイウェイスター(FC)と プレイコンピュータ(FC互換機)
データセーブがないので、安価なパチハードで遊ぶ用に買い直した。

'1990年代に入ると、FC用の高めの周辺機器も値崩れしてきて、
憧れのアーケード風ジョイスティック「アスキースティック」も、
中古が3980円くらいで入手できるようになった(定価は確か8800円)。

そんなわけで当時、同じくお値ごろになっていた「3Dシステム」と
「ハンドルコントローラ」とのセットで買い、
わざわざ部屋の電気を落として遊んでいたような、おぼろげな記憶がある。

ファミコンハンドルコントローラ
中学2年生。周りが大人の階段を昇り始める中、一人これで遊んでた私。
(ebayに出品されていた、hit japan様のページを撮影させて頂きました)

というより、私は「ウィザードリィ」に目覚めたり、
悪魔の名前を覚えたり(←女神転生の影響)と 別の階段を昇り始めていて、
大作ゲームの合間の息抜きにもちょうど良かったのだろう。
”ハイウェイスター”は、そんなにハマリ込んだわけでもないにも関わらず、
変に印象に残り続けていたのだ。

'90年代メロデス買い直し

メロディック・デス・メタル。略してメロデス。

元々、”哀愁メロディを乗せたデス・メタル”を指しており、
その象徴的アルバムはCARCASSの「HEARTWORK」(1994)だった。

CARCASSがどの程度影響を与えたのかはさておき、
1990年代半ばに北欧を中心に隆盛。
スウェーデン、特にイェテボリは一大産地であった。

その後、微妙に定義や 代表となる顔ぶれを変えつつもジャンルは存続。
黎明期から活動継続してきた主なバンドとして、
フィンランドのAMORPHIS、スウェーデンのDARK TRANQUILLITY、
メタルコアの祖ともされるIN FLAMESがいる。



1990年代メロデスいろいろ
とりあえず、寂しくない程度の枚数になったので買い直し一服。
ダートラとか色々欠けてるのは重々承知なんですが、またおいおい。

AMORPHIS「Tales From The Thousand Lakes」
AMORPHISの2ndは名盤だけにエディションが多い。これは割と初期の輸入盤。
オモチャっぽい青色のディスクが萌える。
日本盤にあったコイヴサーリ(右から2番目)のガンつけショットは無し。

死神(イメージ)

10代後半の頃、私のメロデスへの傾倒は仲間内でも異様だったようで、
'97年前半くらいまでに出た国内盤をほぼコンプした時期があった。
(といっても、ピュアデスやブラック、ゴシックを外すと30枚ちょいのはずだが)
メロデス限定というわけでもなかったが、ポータブルプレーヤー持って外でも常に聴いてた。
当時の私は人ごみ恐怖症で、EscapeへのSoundtrackにうってつけだったのですよ。

買わなかったのは、SENTENCEDとAMORPHISの1st。
さすがに今更感があったし、当時はスウェディッシュ勢のほうが好きだった。
あと、ゴシック系だがDOMINIONというバンドは入手できなかった。
(AT THE GATESの3rdは、PEACEVILLEの応募券ためて送ってもらったっけ)
↑まだインターネット通販はなく、輸入盤屋も身近ではなかった時代
(輸入盤屋は、小室ファミリーが出てきた辺りから急に増えだした)。

不評だったEDGE OF SANITYの大作「CRIMSON」も素直に驚きを持って聴いたし、
彼らの音楽性を集大成した、そして(当時)EDGE OF SANITYだけが作れた名盤だと今でも思う。
(”今でも”というより、海外での高評価を見ればなおさら)

'97年に入り、そんなメロデスも、IN FLAMESの2ndEPを聴いて、
なんか遠いところへ行ってしまう予感がしたのと、
立役者であったダン・スウォノのEDGE OF SANITY脱退、
DISSECTIONのジョン・ノトヴェイト逮捕など
シーンに暗雲が立ち込めはじめ、私個人の懐事情も厳しくなってきて、
なんとなく聴かなく(買わなく)なっていったのですな。

そして20代以降、色々とあって脱オタしようとしたり、
単純に「ネガティブなのはよくない!」と思ったりして、
何度か”断捨離”を行い、デス系などは真っ先に中古屋行きとなって、ほとんどを手放した。


AMORPHISカレワラ三部作
しかし、昨年秋、「高品質のマンネリ」程度にしか思っていなかった
AMORPHISのカレワラ三部作をじっくり聴き返して感銘を受け、
それからメロデスを懐かしむことが多くなり、安く買えるものから回収。
今回写真に載せたアルバムは(買い替えはあっても)
自分の意思で手放すことはもうないと思う。


近場で買ってきたやつもあるので、
「ひょっとしたら自分の売ったCDが巡りめぐって戻ってきたか、
20年以上売れないままだったんじゃないか?」
と思ったりもするのだ。


プロフィール

ふる

Author:ふる
1970年代生まれファミコン世代。
PC-98のフリー/同人ゲームの影響を受け、1999年より「陽平」名義で作者活動開始。

2002年に活動休止し、15年に亘るスランプを経て、2017年より「furufami DX」を名乗り活動再開。

(今となっては)レトロ風なRPGを中心に作っております。

最新作:Mud and Sun スペシャル 近日リリース!

---

スタジオfdx 本館

BOOTH(準備中)

Vector作者ページ

---

お問い合わせ用メール:
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